お役立ち情報2019年04月01日

トルマリン 宝石事典 ~世界の美しい宝石を知ろう~ 

**** トルマリン – tourmaline – ****

トルマリン原石

トルマリンは複雑な組成のケイ素塩鉱物で、そのためにカラーバリエーションは多くしかも色ごとで名前が付けられています。虹色の7色すべてを産出します。マンガンを含むとルべライトと呼ばれる赤からピンク色に、鉄とチタンを含むものは黄色、ニ価鉄や三価鉄だと青色を帯びます。なかでもユニークな2色のカラーをもつウオーターメロン・トルマリンがあります。この石は中心部分が赤く、その周辺を囲むように外側が緑色をしているトルマリンで、見た目の色がスイカに似ていることからこう呼ばれています。一つの結晶の中に2色や3色混ざっていることがあり、二色混ざっている物をバイカラー、三食以上のものはパーティーカラーと呼びます。なかにはキャッツアイ効果を示すものもあります。

トルマリンは和名を電気石と呼び、熱を持つと磁石のように小さな紙片などを引き付ける性質を持っています。金属でないものを引きつける特徴があります。

 

 

~~~トルマリン、それぞれの名前とカラーバリエーション~~~

グリーントルマリン

●グリーントルマリン

トルマリンの色合いのうち、黄色系から緑色系のものは一般的によく見られますが、鮮やかな緑色をしたものはごく稀にしか産出しないので、比較的価格が高いとされています。また、トルマリンに限らず、緑色の宝石は旧来より心を安らかにし健康を象微する宝石と考えられています。

 

 

 

クロムトルマリン

●クロムトルマリン

トルマリンの中でも最も数多く見られる緑色系のトルマリンのほとんどが結晶の際に鉄分の影響によって緑色になったものですが、エメラルドなどと同じクロム成分の影響によって緑色になったトルマリンは、鮮やかで美しい緑色を示し、クロムトルマリンと呼ばれます。

 

 

 

ピンクトルマリン

●ピンクトルマリン

ピンク色のトルマリンはすべてピンクトルマリンと呼ばれますが、非常に色が薄く、白っぽいものから、ルべライトと混合されるような濃いピンク色まであり、さまざまです。ピンクトルマリンとルべライトの厳密な境界はなく、ある程度の赤み、濃さがあるのもは、ルべライトとよばれことが多いです。

 

 

 

ルベライト

●ルべライト

ピンクトルマリンの中でも、特に赤みの強いものは、一般的にルべライトと呼ばれ、ルべライトの語源は、ラテン語の赤を意味する「ルべリウム」です。ピンクトルマリンの中でも人気は高く、ルビーなどの貴石と比べると比較的安価なため、若い女性に好まれます。ピンクトルマリンと比較すると、色が濃い分、インクルージョンが多いのも特徴です。

 

 

 

インディゴライト

●インデイゴライトトルマリン

インデイゴライトトルマリンは濃い青色が特徴です。美しく青色になるのは少量の鉄を含むことを起因とします。それぞれの結晶が含む鉄の量によって、青色の濃淡に差がでるのです。しかし、ほとんどのインデイゴライトトルマリンは緑色の色調をした青緑色をしています。そのため単純で真っ青な色をしたものは大変希少な存在です。単純な青色に近いものほど高品質になります。

 

 

 

アクロアイトトルマリン

●アクロアイトトルマリン

語源はギリシャ語のachro無色に由来し、名前のとおり無色透明のトルマリンを指します。

 

 

 

バイカラートルマリン

●バイカラートルマリン

バイカラーの宝石の中で、最もよく見かける宝石がバイカラートルマリンでしょう。もともとトルマリンの結晶の構造の中にさまざまな成分が入るため色の種類もたくさんあります。バイカラートルマリンの中で、特にウオーターメロンと呼ばれるトルマリンは個性的で一度その色あいを見ると不思議です。結晶が成長する際に鉄、マンガン,チタニュウム、クロムなどの元素が時間差で取り込まれることで生まれます。

また内包物の状態からシャトーヤンシー効果が出る事があります。その場合はパライバトルマリンキャッツアイとなり美しく人気がある宝石です。

 

 

 

パライバトルマリン

●パライバトルマリン

特に希少な「ブラジル産」パライバトルマリン。

パライバトルマリンは産地によって色合いなどが変わります。ネオンブルーはブラジル以外では産出されていません。それぞれの産地でどのような特徴があるのかをご紹介致します。

パライバトルマリンはブラジルのパライバ州 サンドンデ・パターリャで初めて産出されました。

そのため「パライバトルマリン」という名前が付けられたのですが、一年間ほどしか採掘されませんでした。ブラジル産パライバトルマリンは、その独特の美しさから人気が集まり、需要に対して全く供給が追いつかなかったそうです。そのためパライバトルマリンの価格は一気に高騰しました。

もともと需要に対して供給量が足りず、1年ほどで採掘できなくなったということもあり一時は幻の宝石とまで言われました。その後、パライバ州の隣に位置するリオグランデノルデ州パレーリャスでもパライバトルマリンが採掘できることがわかりました。しかし、パレーリャス産のパライバトルマリンは同じ山脈の鉱山での採掘ですが、パライバ産と比較するとブルーの色が薄い物が多く、良質のパライバトルマリンの供給は不可能とわかり結局、幻の宝石のままとなりました。

 

 

アフリカ・ナイジェリア産パライバトルマリン

ブラジルで安定供給できなくなったパライバトルマリンですが、その後ナイジェリアで産出され世界中から注目を集めましたが、ブラジル産の物と比較すると色相が薄く、中には高品質なパライバも採掘されたのですが、安定供給ができるかと期待されていましたが、2005年で採掘できなくなりました。

アフリカ・ナイジェリア産パライバトルマリン

 

 

 

アフリカ・モザンビーク産パライバトルマリン

モザンピークでもパライバトルマリンが産出されるようになりました。モザンピークという国はあまりなじみのないかもしれませんが、ナイジェリアと同様アフリカ大陸の国です。モザンピーク産パライバトルマリンの特徴は、ナイジェリアと同様に色相が薄い物が多いということです。しかし、モザンピーク産パライバトルマリンは大粒の物も採掘される事も多く、超一級品も産出されることもあります。

 

 

~~パライバトルマリン・ブラジル産とアフリカ産の見分け方~~

パライバトルマリンはどうしてアフリカ産とブラジル産の色の差がでるのでしょうかブラジルサンドンテ・パターリャ産パライバは、その特徴的な色、蛍光色です。アフリカ産には全く存在しません。この特徴的な色は銅の含有パーセンテージです。アフリカ産のものはこれが0.4%前後ですがパターリャ産のものは1.4%以上含まれています。これが決定的な違いです。

 

 

 

まとめ

最後にパライバトルマリンはブラジル産のものが最も人気がありますが、アフリカ産の大粒のパライバトルマリンも魅力的だと思います。わたしはクリアーな石よりインクルージョンが有る物が好みです。光が当たるとより輝きが広まりより美しくなるので私は個性的なインクルージョンの入るものが好みです。

 

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