お役立ち情報2019年05月26日

フランク・ミュラー 時計探訪 ~有名ブランドの歴史を知ろう~ Vol.18

**** フランク・ミュラー ****

創業者のフランク・ミュラーは、1958年生まれのスイス人。幼い頃から機械に特別な興味を抱いた彼は、ジュネーブ時計学校に進み、主席で卒業。卒業後は、独立時計師として、アンティーク時計の修復や愛好家のオーダーによる1点製作などを手掛けた。1980年代後半からは、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンドなどを組み込んだ腕時計を製作して世界初の記録を次々と樹立し、その天才ぶりが「ブレゲの再来」と絶賛されました。

パン工房の2階がフランク・ミュラーの原点

エテルニタス

自身の名を冠した「フランク・ミュラー」ブランドを1992年に創設してからも、複雑時計の開発における世界初記録や特許取得は途切れることなく続き、「マスター・オブ・コンプリケーション 複雑時計の巨匠」という名声を確立した。伝統的な複雑機構を巧みに組み合わせた彼の独創的なモデルがスイス時計産業に与えた影響も計り知れない。現在も、多軸で回転する驚異的なトゥールビヨンや、多数の複雑機構を一つの腕時計に収めた超絶コンプリケーション・モデル「エテルニタス」などを創作し、その開発力と卓越し技術に注目が集まっています。

 

次にフランク・ミュラーの魅力

フランク・ミュラーの特徴といえば、なんといっても独創的で美しいデザインです。他の時計とは一線を画するデザインは、一目見てフランク・ミュラーの時計であることがわかります。フランク・ミュラーのデザインの代名詞といえるのが、トノーケースとビザン文字です。トノーケースとは樽型のケースのことで、1992年のブランド誕生と同時に開発されたトノーカーベックス以来多くのモデルで採用されています。1920年に流行した芸術様式であるアール・デコスタイルをベースにし、どこから見ても緩やかな湾曲を描くよう独自の三次曲線によって設計された芸術性の高いデザインです。ビザン数字は、アラビア数字のレタルングのひとつです。アンティーク腕時計でよく使われていたもので、絵画を彷彿とさせる高いデザイン性が感じられます。こうした独創的なデザインはフランク・ミュラーならではであり、フランク・ミュラーの人気の要因のひとつとなっています。

 

フランク・ミュラー人気モデルご紹介

トノーカーベックス

トノーカーベックスは1992年ブランド誕生とともに生まれたケースデザインで、フランク・ミュラーが創作した最もベーシックな定番モデルです。フイット感がよく、ビザン数字のアラビア数字やギョーシェ文字盤などフランク・ミュラーの定番モデルとしてのデザインの醍醐味を満喫できます。

 

カサブランカ

カサブランカは、これまで貴金属を用いた腕時計を製作してきたフランク・ミュラーが初めてケースにステンレススチールを採用したコレクションです。1920年代に人気を博したアメリカの映画「カサブランカ」にちなんで名付けられたこのコレクションは、ステンレススチールを採用することで気軽に使うことができ、庶民にも手が届く憧れの時計として支持されました。

 

 

ロングアイランド

ロングアイランドは2000年に発表されたコレクションで、フランク・ミュラーの新しい方向性を示した作品です。レクタンギュラー「長方形」ケースいっぱいに書かれたビザン数字にスペード型の時分針、オーバル状のメモリなど、1920年代から30年代に流行したノヴェチェントスタイルと現代のアールデコスタイルを調和させたデザインが人気を博しています。

 

 

 

コンキスタドール

成功を収めたカサブランカをベースとして、1998年に誕生したコンキスタドール。スペイン語で「征服者」を意味するこのモデルは、フランシスコ・ピサロやエルナン・コルテスなど新たな地を開拓した侵略者たちのように、未だに踏み込んでいない新時代を切り開くというフランク・ミュラーの想いが込められています。トノーカーベックスをベースとしたデザインという点ではカサブランカと同様ですが、ベゼル部分にステップを付け、2重構造にすることでダイナミックなボリューム感を持たせているところが最大の特徴。トノーカーベックスのインスピレーションは継承しつつも、圧倒的な存在感と機能美はまさに「征服者」そのものです。

興味深い時計 コンキスタドールライジングサン

ちなみにコンキスタドールはかつて日本のイメージを基にしたモデルを製造しており、その名も「コンキスタドール ライジング サン、日本のシンボル「日の丸」をモチーフにしており、昇る朝日を表現するかのようにグラデーションがかった真紅のインデックスが特徴的。もし日本人が、日本をイメージして作っていたら絶対に行き着かないであろうこのデザイン。フランク・ミュラー独自の解釈が垣間見えるなかなか面白いモデルです。

まとめ

フランク・ミュラーの伝統的な技術を継承しつつ、同時に個性的な高いデザイン性は、一目でフランク・ミュラーと確認できます。センスの良さをアピールしながらも高いステータスを感じる時計だと思います。

 

時計記事まとめ
https://www.gem-linejapan.com/watch

 

フランクミュラー公式サイト
https://www.franckmuller-japan.com/