お役立ち情報2019年04月27日

セイコー 時計探訪 ~有名ブランドの歴史を知ろう~ Vol.9

**** セイコー -seiko- ****

1881年(明治14年)12月 – 服部金太郎が服部時計店を創業し、中古時計を買い取り修繕して売り出す事業を開始。

その後、日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在も日本が誇る腕時計メーカーの一つである。その日本の誇る腕時計メーカー セイコー (SEIKO)の最上位機種グランドセイコー通称「GS」。そのシンプルな中に最先端の技術と、手を抜かない木目細かい仕上げ、そのヒストリーと精神。まったくもって、何を取ってもおすすめしたい腕時計について下記の順でお話します。

 

1 グランドセイコーの歴史

2 グランドセイコーとは

3 グランドセイコーの魅力

4 グランドセイコー 代表モデルを紹介

5 グランドセイコー第二の創世時代へ

6 まとめ

 

1 グランドセイコーの歴史

 

【誕生】

●1960年 (昭和35年) 初代グランドセイコーの誕生。

 

●1963年 (昭和38年) 2代目グランドセイコー。GSセルフデーター。

 

●1964年(昭和39年)スイス・ニューシャテル天文台コンクール出展

第二精工舎、最高位153位、諏訪精工舎、最高位144位。

 

●1965年(昭和39年)スイス・ニューシャテル天文台コンクール

第二精工舎、最高位124位、シリーズ賞(企業賞)6位。諏訪精工舎、最高位114位。

 

●1966年 (昭和41年) 62GS – 初の自動巻きモデル。

スイス・ニューシャテル天文台コンクール

第二精工舎、最高位9位、シリーズ賞(企業賞)3位。

諏訪精工舎、最高位104位、シリーズ賞(企業賞)6位。

 

●1967年 (昭和42年) 44GSを製造開始。スイス・ニューシャテル天文台コンクール

第二精工舎、最高位4位、シリーズ賞(企業賞)諏訪精工舎、最高位12位、シリーズ賞(企業賞)3位。

 

●1968年 (昭和43年) 61GSを製造開始。19GS – 婦人用高精度モデル。

スイス・ニューシャテル天文台コンクール

諏訪精工舎、最高位4~8位、第二精工舎最高位2位。

ジュネーブ天文台コンクール 4~10位(腕時計部門総合1位)

 

●1969年 (昭和44年) 61GSV.F.A. – 日差±2秒を実現。 45GSV.F.A.製造開始。

 

●1970年 (昭和45年) 56GSを製造開始。

【復活】

 

●1988年 (昭和63年) 95系クオーツ – クオーツのGSが誕生。

 

●1993年 (平成5年) 9F系クオーツを製造開始。

 

●1998年 (平成10年) 9S系メカニカルを製造開始。

 

 

2 グランドセイコーとは

今以上に「高級時計と言えばスイス」という風潮が強かった1960年、スイスの腕時計ブランドに挑むかたちで誕生しました。

グランドセイコーのコンセプトは「最高の普通」そして「実用時計の最高峰」。決して華美ではないこのコンセプトを象徴するかのように、グランドセイコーが作る腕時計のデザインは普遍的である。不必要な装飾を施さないその外観には、ごまかしの効かない洗練された美しさが秘められている。

そして専門の時計師集団によって作られる腕時計には、時代に応じた最高の技術力が結集されている。部品生産から組み立てに至るまで全て日本国内で行うメイドインジャパンクオリティの腕時計。スイスのバーゼルで開催される宝飾と時計の祭典、”BASELWORLD”で毎年発表される新作コレクションは、最高レベルの実用腕時計ブランドとして多方面から評価されている。「打倒スイス」を掲げた当時の目標どおり、現在は日本のみならず世界的な高級腕時計ブランドの地位を確立した。

 

3 グランドセイコーの魅力

■「スイス天文台クロノメーター・コンクールでの実績」

スイス・ニューシャテル天文台にて開催されるクロノメーター検定およびコンクールが、グランドセイコー立ち上げ当時の挑戦の場であった。スイス時計の技術力を世界に発信する意味合いが強かったこのコンクールにおいて、グランドセイコーは1964年に初出展。以降年々順位を上げ、4度目の挑戦となる1967年に2位の座を獲得する。

翌1968年からは順位付けされるコンクールの開催は行われず検定のみとなったが、グランドセイコーはこの検定で100個のムーブメントをエントリー。その内73個が合格するという輝かしい実績を残した。これらの功績により、グランドセイコーは世界最高峰の機械式時計として認められることとなる。

 

■「3つのムーブメント」

グランドセイコーが世界屈指のマニュファクチュールである理由のひとつが”ムーブメント”にある。腕時計の心臓部であるムーブメントを3種類も展開するのは、時計界広と言えどもグランドセイコーだけです。

●9Fクオーツムーブメント(クオーツ式)

9Fクオーツムーブメント

電池を動力源とするクオーツ式時計。グランドセイコーのクオーツムーブメントは、クオーツを超えるために、このクオーツは生まれた!と述べるほど従来のものとは一線を画す。

グランドセイコー製腕時計の太く堂々とした重い針を動かすために開発された「ツインパルス制御モーター」、秒針が目盛りを正しく示す指示精度を向上させるための「バックラッシュオートアジャスト機構」、2000分の1秒で切り替わる「瞬間日送りカレンダー」など、すべてにおいてクオーツの常識を覆す最高峰のクオーツ。従来の約2倍の駆動力を持ちながら電池寿命は約3年、そして1年使用しても誤差がわずか10秒前後というその精度は、ビジネスマンの愛用時計として相応しい。

 

●グランドセイコー 9Sメカニカルムーブメント(機械式)

9Sメカニカルムーブメント

グランドセイコーの機械式ムーブメントは、発売当時からスイス公認クロノメーター規格と同等の検査基準である「グランドセイコー規格」(GS規格)に準じている。

 

●9Rスプリングドライブ

9Rスプリングドライブ

スプリングドライブは、機械式時計の動力とクオーツのメカニズムを融合させた、グランドセイコーだけが作り出せるムーブメントである。

機械式時計と同じぜんまいを動力とし、自転車のライトと同じ原理を使いトライシンクロレギュレーターによって発電。生み出された電力が水晶振動子に伝えられ、クオーツ式時計並の精度を発揮する。それだけの高精度ながら電池やモーターを必要としないという、まさにハイブリッドなメカニズムを実現している。

さらに、エネルギーの省力化も徹底されており、72時間のパワーリザーブを実現。週休二日のビジネスマンのライフスタイルに寄り添うものづくりも、「実用時計の最高峰」を目指すグランドセイコーらしい取り組みである。

 

③「最高峰の職人技術」

ムーブメント組み立て

グランドセイコーの腕時計には最新鋭の技術力が投入されているが、製造機械の力だけでは最高峰の実用腕時計は完成をなし得ない。200〜300点ものパーツは、熟練の職人による手作業で組み上げられていく。中でも精度の要である「ひげぜんまい」の調整は、繊細な力加減を要求されるため機械では到底行えない。厚さ僅か1ミリの数十分の一程度のひげぜんまい。ミクロン単位の渦巻きを調整するのは、職人手作りの先の尖ったピンセット。

数値では決して測ることができない気が遠くなるような作業。目と手、そして長年の経験によって培われた感覚。「ここで手を抜いたらグランドセイコーにはならない」と語る匠の技によって芸術的なムーブメントが完成する。

 

④「デザインへのこだわり」

グランドセイコー

グランドセイコーの時計に余計な装飾はほとんど施されていない理由は、そこに「最高の普通」であることの哲学がこめられているからだ。時刻の見やすさを追求した針は、ただ太く分厚いだけでなく、幅や角度を緻密に計算された上で研磨されている。丁寧に多面カットされた針やインデックスは、どの角度から眺めても見やすく、美しい光を放つ。

表面のサファイアクリスタルは無反射コーティングが施されており、蛍光灯などの光の反射を防ぎ、あらゆる環境下でも文字盤をクリアに見ることが可能だ。

メタルバンドは肌に優しい上質な無垢素材を使用。コマの可動や中留めの構造に関しても、どんな腕にも馴染むよう配慮されている。徹底して使う人の気持を考えたパーツの組み合わせが、グランドセイコーの生涯飽きの来ないデザインを実現している。

 

 

4 グランドセイコー 代表モデルを紹介

 

●グランドセイコー メカニカル 「SBGA099」

SBGA099

 

 

●グランドセイコー クオーツ「SBGX071」

SBGX071

 

 

グランドセイコー クオーツ「SBGX121」

SBGX121

 

 

●グランドセイコー スプリングドライブ「SBGA-027」

SBGA-027

 

 

●グランドセイコー スプリングドライブ「SBGE025」

SBGE025

 

 

5 グランドセイコー第二の創世時代へ

「グランドセイコー」をセイコー商品と切り離し、独立したブランドになるとのことです。

グランドセイコーは、さらなる高みをめざしてセイコーの最高峰から、セイコーとは異なる別の高みを目指して進むことになります。今までの「最高の普通」であるビジネスシーン中心のデザインと共に、新たに本格スポーツとレディスが牽引する「エレガントウオッチ」にも注力していくそうです。

ゴールド、プラチナなどの貴金属も多く取り揃えラグジュアリー路線も拡大し、「セイコー」とは別の道を歩んで行きます。

完全なる「グランドセイコー」高級化ということです。

つまりは「ロレックス」の様な位置付けを目指しているのでしょう。

 

6 まとめ

グランドセイコーは今なおコンスタントに話題のモデルをリリースし続けています。

ニーズに合わせた複雑機構の搭載や技術の改革などを、たゆまぬ企業努力によってそれらを成し遂げる、日本らしい職人魂の存在が、国内外から高評価を得ている所以だと思います。

現在、そして未来を生きる実用時計のために、進化し続ける時計それが、「グランドセイコー」である。決してROLEXや他の世界的に有名な時計に比べて派手さはないが、決して負けない時計だと思います。

私は、この「グランドセイコー」自信をもっておすすめしたい時計です。

 

時計記事まとめ
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